脚のむくみでお悩みの方!原因がわからずにむくみが解消されずなんとかしたい方!
NHKの『ためしてガッテン』でそのむくみの原因について、意外なところからむくみがおきているとの事でしたので、まとめてみました。
■ むくみ以外の症状
むくみを気にしている方で、下記のような症状はありませんか?
- 脚、手、顔などがむくむ
- 肥満
- 冷え性
- 便秘
- 動悸
- 声がしゃがれたり、高い声が出ない
こんな症状がある方は、水分によるむくみではない可能性があります。
ではどのようにして違いを見つければ良いのでしょうか?
下記の方法でチェックしてみて下さい。
むくみチェック
ふくらはぎの「むこうね」すぐ横あたりを5秒間程、親指で強く押してみて下さい
↓
へこむ → 普通のむくみ
へこまない → むくみモドキ
どうですか?指のあとが残る方は普通のむくみですが、押しても指のあとが残らない方は「むくみモドキ」といわれるむくみなんですってー
なんだそれ?って感じですよね。
■ むくみモドキって何?
普通のむくみは水分が原因とされていて、尿の回数が少ないなどの水分を体外へ排出できなくてむくんでしまいます。女性は特に生理前などはむくみやすい身体になっています。
むくみモドキとは、むくみの原因が水分ではなく「ヒアルロン酸」によってむくんでいる状態の事なんだそうです。
「ヒアルロン酸」と聞くと、お肌にとっても良いのでは?と思いますよねー
わざわざヒアルロン酸入りの化粧品を買ったり、顔に注射したりするのにそれがなぜむくみの原因になるのでしょう?
■ ヒアルロン酸の働き
ヒアルロン酸というのは、水のようにサラッとはしていなくドロッとしています。
私たちの身体の細胞がヒアルロン酸を作っており、細胞と細胞の間でクッションの役割をしています。
元々は目の玉(眼球)のなかに詰まっている硝子体の成分として発見されたものです。性状としてはネバネバした(粘性が高いと言います)もので皮膚や筋肉や軟骨を構成する主成分となっています。ヒアルロン酸が発見された眼球の中身は水分が99パーセント含まれると言われていて、これだけ多量の水分が維持できるのもヒアルロン酸があるからなのです。つまりヒアルロン酸は元々人体に存在していて、非常に高い保湿性・水分保持力をもっている、という訳です。出典:五本木クリニック美容皮膚科
このようにヒアルロン酸は、身体の中で大事な役割となっているのですが、そのヒアルロン酸がたまる事によりむくみとなってしまうようです。
では、なぜヒアルロン酸がたまって悪さをしてしまうのでしょうか?
■ ヒアルロン酸がたまる原因
つばを飲み込んだ時に喉ぼとけの下あたりが動くと思いますが、そこには甲状腺ホルモンを作っている5センチ程の臓器があります。
その臓器からは私たちの身体の中の60兆個あるといわれる細胞に、甲状腺ホルモンを届けています。このように全身の細胞に届くことにより、細胞を活発にさせることができます。
細胞は甲状腺ホルモンの刺激をうけ、古くなったヒアルロン酸を細胞から作られた酵素によって分解させます。甲状腺ホルモンが不足してしまうと古くなったヒアルロン酸が分解されずにどんどんたまっていってしまうのです。
このような症状を『甲状腺機能低下症』といいます。
■ 甲状腺機能低下症とは
うつによく似た症状がでるので、抗うつ剤を飲んでいるのに症状の改善が見られない場合は、一度検査をしてみると良いそうです。
むくみの他に出る症状としては
- 極度の冷え
- 急な抜け毛
- 頑固な便秘
- 疲労
- 発汗減少
- 関節痛
- 心機能低下
- 乾燥肌
この「甲状腺機能低下症」になりやすい人は、自分の免疫が甲状腺を傷つけてしまうためになりやすいようです。
テレビでも体験談を話されていましたが、普通のむくみだと思って自分なりに色々試してみたけれど症状は改善されなかったのが、病院で診察を受け「甲状腺ホルモン剤」の薬を処方され1ヶ月程飲んでいたら、むくみが解消されたと話していました。
■ まとめ
まさかむくみの原因が甲状腺が影響しているとは、ビックリでした。
実はスレンダの知人でむくみで悩んでいる人がおり、その人は尿の回数も普通なのになぜかむくんでいるといい、ネットで検索してもなかなか自分と同じ症状の事が書いていなく、むくみの記事を書いてほしいとお願いされていました。
ちょうど良くテレビでむくみの事が放送されていたので、かぶりつきで見ていました。
「むくみはむくみでも水分によるむくみではない場合もあるんだな~」とテレビを見ながらスレンダはうなづき隊となっていたのです。
同じようにむくみでお悩みの方で「甲状腺機能低下症」のような症状があれば、一度専門医の受診をおすすめします。
誰でもそうですが、原因がわかるとホッとしますよね~