自宅で簡単に体脂肪を正しく計るためには、どのような事に注意をして計ったら良いのでしょうか?
家庭用の体脂肪計の特徴や、体脂肪を測定する場合のおすすめタイミングを簡単にまとめてお伝えしますね~
是非、参考にしてください。
■ 体脂肪率とは
体脂肪率とは体重に占める脂肪の割合の事をいいます。
体脂肪率の計算方法は『体脂肪率はどうやって計算するの?【簡単に計算できるBMI】 』でお伝えしましたが、自宅で体脂肪を測定するためには、気を付けなければならないポイントがあります。
まずは、体脂肪がどのように測定されるのか?家庭用の体脂肪計の種類と特徴などをお伝えします。
■ 体脂肪の測定方法は?
家庭用の体脂肪計は、一般的に「インピーダンス法」というものを使い、身体に微量の電流を流し、抵抗を測定します。
「インピーダンス法」を使うと、水分や筋肉は電流が流れやすいので体脂肪の数値は低くなり、水分をほとんど含まない脂肪は電流が流れにくいために体脂肪の数値は高くなります。
ということは、体脂肪が多い場合には電流が流れにくいので、体脂肪の数値が高くなり、体脂肪が多いということがわかるのです。
■ 自宅で測定できる体脂肪計の種類と特徴
家庭用の体脂肪計には、体重と同時に測定できる体重一体式と、両手で持ち体脂肪計だけを測定する手持ち式があります。
体重一体式には裸足で乗るだけの両足で測定する物と、両手両足で測定する物があります。両足だけで測定する場合は主に下半身を中心に、両手両足で測定する場合は全身の電気抵抗を測定します。
最近の体重計一体式の中には部位別の脂肪量を測定したり、Bluetoothを使ってデータをiPhoneアプリに転送し管理ができるようになっている物や、女性特有のホルモンバランスによるダイエットに適した時期を教えてくれたりする機能が付いている物もあります。
両手で持つだけの物は、裸足になる必要がありませんが体重は計れません。
両手で測定する場合は上半身を中心に電気抵抗を測定します。
それぞれの測定器により特徴がありますので、ご自分のお好みに合わせて体脂肪計を選ぶ事をおすすめします。
■ 体脂肪を測定するタイミング
食後、入浴後、運動後などは、体内の水分量が変動するため、体脂肪の数値が低くなってしまったり、高くなってしまったりします。
女性の場合は、生理前後で体重や体脂肪率が変化します。
なぜかというと、生理前は女性ホルモン(黄体ホルモン)が多く分泌され、この女性ホルモンは体内の水分をため込む作用があるために、体脂肪率は低くなり体重は増える現象がおきます。
生理中は体外へ水分が排出されるので、体脂肪率は高くなり体重は減る事になります。
毎日の中で体内水分量が安定している、起床後や食後と入浴後であれば2時間以上たった後が体内の水分量が安定している状態といわれています。
※参考
TANITAでは、「正確な測定ポイント7項目」をあげています。
1. 食後2時間を経過していること
2. 測定前に排尿、排便を済ませる
3. 運動直後の測定は避ける
4. 脱水やむくみのある場合の測定は避ける
5. 気温低下時や低体温時での測定は避ける
6. 発熱時の測定は避ける
7. 原則として入浴直後の測定は避ける
■ まとめ
体脂肪は食事・飲酒・入浴後・運動直後などで簡単に変動してしまいますので、測定する場合は、毎日同じ時間に計測しましょう。
毎日測定すると体重や体脂肪が変動し増減がありますが、生活状況の変化でも数値は変動しますので、毎日の数値にあまりこだわらず1ヶ月単位など自分なりのサイクルを作ってその変動をみてみましょう。
測定結果をグラフなどにすると、増減しながらも右肩下がりしていくのが理想ですね!
最近では便利な体脂肪計も多いので、自分にあった機能がついているものを選んではいかがでしょうか?