ダイエット中に偏った食事をすると、リバウンドしやすい身体にになってしまいます。
バランスの良い食事とは?
目標体重に必要な摂取カロリーをお伝えします。
■ 食事のバランス
成人が一日に必要な食事量がイラストになっています。
出典:厚生労働省ホームページ
見づらい方はこちらをご覧下さい。 ⇒ 食事バランスガイド
主食、主菜、副菜、果物、牛乳・乳製品の5つの料理区分にわかれていて、一日
の想定エネルギー量は、2,000kcal~2,400kcalになっています。
■ 必要な栄養素
人間にとって46種類程の栄養素が必要とされています。
その中でも下記の五大栄養素が柱となっています。
・ 炭水化物(糖質)
体内で消化・吸収されエネルギーとなる。摂りすぎると脂肪として蓄積される。
(アミノ酸などからも、必要なブドウ糖を合成できる。)
・ たんぱく質
体内で筋肉や血液、臓器などを構成する主成分。
コラーゲンや酵素もたんぱく質の一種。
・ 脂質
エネルギー源として欠かせない成分。摂りすぎると脂肪として蓄積される。
・ ビタミン
他の栄養素の働きを助ける成分。
・ ミネラル
身体の機能を維持・調節する成分。
■ 覚えておくと便利な語呂合わせ
下記の言葉を覚えておくだけで、簡単に食事に取り入れる事ができ、バランスの良い食事を摂れると言われています。
・ まごわやさしい
ま(まめ) → 豆類
ご(ごま) → ごまやピーナッツなどの種実類
わ(わかめ) → 海藻類
や(やさい) → 緑黄色野菜、淡色野菜、根菜
さ(さかな) → 魚介類
し(しいたけ) → きのこ類
い(いも) → いも類
下記の二つは、ダイエットに要注意な食べ物です。
・ おかあさんやすめ
お → オムレツ
か → カレーライス
あ → アイスクリーム
さん → サンドイッチ
や → 焼きそば
す → スパゲッティ
め → 目玉焼き
・ ははきとく
は → ハンバーガー
は → ハムエッグ
き → ぎょうざ
と → トースト
く → クリームスープ
■ 一日の摂取カロリー目安
ご自分の標準体重から、無理のない範囲での目標体重を設定してみて下さい。
あなたの標準体重は? ⇒ ダイエットをする前に目標体重を身長から計算してみましょう
急激な体重の減少は、リバウンドをする可能性が高くなります。
目安としては、1ヶ月に現在の体重から -4%程度の目標体重にしておきましょう。
目標体重 × 基礎代謝基準値 × 活動レベル指数 = 一日の摂取カロリー
※基礎代謝基準値とは、年齢別に厚生労働省が示した値です。下記に記載されている値(女性)になります。
- 18~29歳 22.1
- 30~49歳 21.7
- 50~69歳 20.7
※活動レベルは下記の活動レベルの内容に応じて、低い(1.5)・ふつう(1.75)・高い(2)の指数を乗じて下さい。
活動レベルの代表値と内容
身体活動レベル | 低い(1.5) | ふつう(1.75) | 高い(2.00) |
---|---|---|---|
日常生活の内容 | 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合 | 座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買い物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合 | 移動や立位の多い仕事への従事者、あるいはスポーツ等余暇における活発な運動習慣を持っている場合 |
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)
活動レベルが低い場合の年齢別摂取カロリーの一覧表(女性用)
目標体重 | 年齢(歳) | 基礎代謝基準値 | 活動レベル指数(低い) | 摂取カロリー |
---|---|---|---|---|
45kg | 18~29 | 22.1 | 1.5 | 1,492 |
30~49 | 21.7 | 1,465 | ||
50~69 | 20.7 | 1,397 | ||
50kg | 18~29 | 22.1 | 1.5 | 1,658 |
30~49 | 21.7 | 1,628 | ||
50~69 | 20.7 | 1,553 | ||
55kg | 18~29 | 22.1 | 1.5 | 1,823 |
30~49 | 21.7 | 1,790 | ||
50~69 | 20.7 | 1,708 | ||
60kg | 18~29 | 22.1 | 1.5 | 1,989 |
30~49 | 21.7 | 1,953 | ||
50~69 | 20.7 | 1,863 |
上記の式を利用して、ご自分の目標体重から、一日に必要な摂取カロリーを計算してみて下さい。
なお、上記計算は目安であり実際の筋肉量や運動量によっては、人それぞれ異なりますので、無理のない目標設定をし、参考にして下さい。
■ まとめ
目標体重から一日に必要な摂取カロリーを計算しましょう!
「まごわやさしい」のバランスの良い食事を心がけましょう!
「おかあさんやすめ」と「ははきとく」の食べ物は避けましょう!